2013年01月06日

職場における臨床心理士の仕事の実際 / 北海道大学大学院(新規1種)

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こんにちは。職場において心理臨床を行う臨床心理士の方から、心理職の仕事の実際
をご寄稿いただきましたので紹介します。

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私は職場において心理臨床を行う臨床心理士として働いています。私の勤務する職場
には医務室があり、医師、看護師、薬剤師をなどの医療スタッフが常駐して、主には
職員の健康管理全般を担っているのですが、中にはメンタル面の問題を持った方も受
診に来られますので、そのような場合には私が対応にあたります。

始めからメンタル面のケアを求めて受診される方もいれば、不眠、頭痛、めまい、倦
怠感など体の不調を訴えて受診して医師による診察の結果、メンタルの問題というこ
とで紹介されてくる場合もあります。

来談される方の問題としては業務量、業務内容、職場の人間関係に起因するものが多
いのですが、それらに家族や子育ての問題などが重なって調子を崩すケースも目立ち
ます。

私が担当するケースの中には、うつ病や適応障害など精神疾患の診断がついている方
が半数くらい含まれています。そうなると業務の遂行が難しくなり、所属部署でも問
題になっていることが多いのです。

必要に応じて、病気休暇や休職の処置によって、一時的に職場を離れて療養すること
が必要になることもあり、一定期間の療養の後、職場復帰する段階で様々な困難を経
験するケースに対する支援が求められます。また、周囲の人にうまくなじめないなど
の場合に、本人も所属部署も困惑する場合では、背景に発達の偏りなどの問題がある
こともあり、そういった視点からの支援も必要です。

業務の一番の柱となるのが心理面接で、クライエントとの面接を通してメンタルの不
調から改善するのを援助します。面接は1〜2週間に1回、1回あたり1時間程度で
行うことが多いです。対話を中心としたものですが、心理検査、認知行動療法、呼吸
法、などを必要に応じて取り入れます。

本人との関わりだけでは改善しないこともあり、本人了解のもとに所属部署の上司や
同僚などへ対応法、接し方、などについてコンサルテーションを行うケースも少なく
ありません。

メンタル不調者を抱えた職場では、同僚に業務のしわ寄せがいったり、雰囲気が悪く
なることがあるなど本人だけの問題にとどまらないことがあります。上司も配置など
人事上の対応に苦慮することが少なくありませんから、こうした関わりも重要です。

また、心理的な関わりだけでは十分でなく、精神科など医療機関の受診が必要と判断
した場合には紹介状を書いて、受診してもらいます。臨床心理士のみでの対応を行う
よりも、自分の限界をしっかりと認識し、他の専門家と連携しつつ援助することがク
ライエントに役立つことが多いと思います。

また職員を対象にしたメンタルヘルスの教育では不調のサイン、ストレス対処法など
について、また管理職向けの教育では部下の不調への対処法などについて知ってもら
い問題の発生防止や早期発見、早期対処につながる取り組みにも力を入れています。

この仕事をしている限りは常に自己研鑽を続けることが必要になります。各種ワーク
ショップなどに参加して技法を身につけることも必要ですし、スーパービジョンや事
例検討会で自分の担当ケースについて様々な視点から検討してもらい、適切な見立て
を行って方針を立てる力をつける必要もあります。

ただ、そうした知識や技術だけを身につければ十分ともいえません。1人1人異なる
状況、パーソナリティ、症状のクライエントに関わる臨床の現場は教科書通りに進ま
ないことも多いですし、人が人に関わって援助をするということは自分という人間自
体が問われる面があります。ですから、様々な経験を積むことや、自分自身を高める
ことも必要だと思います。

大変なことも多い仕事ではありますが、クライエントが生きる上での危機に瀕して、
自らのあり方を見直す、その過程に同行できることは、価値のあることだと思ってい
ます。

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今日は新規に1種認定された、北海道大学大学院のご案内です。

★北海道大学大学院 教育学研究科 臨床心理学専修コース 臨床心理学講座

●第1種指定大学院

●試験日程

【2次】
・出願期間:2013年1月8日(火)〜1月15日(火)
・試験日程:筆記試験 2013年2月7日(木)/口述試験 2月8日(金)
・合格発表:2013年2月18日(月)

※1次
・出願期間:8月中・下旬
・試験日程:9月中旬
・合格発表:9月中旬


●募集人数

3名

●選抜方法
【入試】

外国語:英語 90分 英語辞書は試験当日に本学院から貸与する(持込みは不可)

専門科目:  120分

面接:口述試験(研究課題に基づき、日本語で行う。口述試験の際、本人分を持参すること。)

提出書類:研究課題概要(6,000字以内)
 
●問い合わせ

 電話:011-706-3494

●交通アクセス

JR利用の場合:札幌駅下車徒歩15分
地下鉄利用の場合:南北線さっぽろ駅下車徒歩15分
南北線北12条駅下車徒歩7分

●学費(初年度)

入学金 282,000円
授業料 535,800円

●主要教官および専門分野

間宮 正幸 教授(教育臨床心理学)
教育臨床心理学・教育相談論

室橋 春光 教授(特別支援教育論)
認知生理心理学・発達障害論

松田 康子 教授(教育臨床心理学)
臨床心理学・ケアリング

※本記事は各大学院のパンフレット等をもとに作成していますが、
一部変更となる可能性もありますので、正確な情報は、各大学院に
最新の資料を請求してご確認ください。
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臨床心理士指定大学院の募集要項・パンフレット

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■ 臨床心理士指定大学院 予備校
  グラデュエイト進学塾
■ カウンセラー入門・カウンセリング体験講座
  グラデュエイト カウンセリング体験セミナー

〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-31-16 東商ビル3 6F
tel.03-6915-2165 fax.03-6915-2168
mail.info@graduate-juken.com

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posted by グラデュエイト at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床心理士とは | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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